エレファント・ビジュアライザー調査記録

ビジュアルプログラミングで数式の変形を表すことを考えていくブロクです。

ビジュアルプログラミング(8)

自然数の演算(2) 「数学とソフトウェアのページ」の「自然数の演算」の操作の例の続きです。 を示します。他にも が成り立つのですが、これを示すには機能が不足しているかもしれません。 (2-1) (2-2) (2-3) (2-4) (2-5) (2-6) (2-7) (2-8) (2-9) (2-10) (2-…

ビジュアルプログラミング(7)

自然数の演算(1) 「数学とソフトウェアのページ」の「自然数の演算」の説明も書いておきます。「自然数の演算」はスマートフォンで使いやすいように「Natural」から説明等を省略したものです。説明は「Natural」の方を見てください。 自然数の演算(1)のリス…

ビジュアルプログラミング(6)

環の演算(2) 「数学とソフトウェアのページ」の「環の演算」の操作例の続きです。両辺が同じ 、 は必要ないはずなので改善すべきなのですが今はこのままとします。なぜこうなっているのか詳しいことはわからなくなってしまったのですが、以下のような理由の…

ビジュアルプログラミング(5)

環の演算(1) 「数学とソフトウェアのページ」の「環の演算」の説明も書いておきます。「環の演算」はスマートフォンで使いやすいように「Ring」から説明等を省略したものです。説明は「Ring」の方を見てください。 環の演算(1)から(4)までのボタンを押すと、…

ビジュアルプログラミング(4)

「数学とソフトウェアのページ」の「群の完備化」自体の説明を詳しく書いていなかったのでここに書いておきます。「群の完備化」はスマートフォンで使いやすいように「Word Problem」から説明等を省略してコンパクトにしたものです。説明は「Word Problem」…

ビジュアルプログラミング(3)

Blocklyで数式の中の位置を指定する方法があるかどうかわからないので別の問題も考えてみます。「数学とソフトウェアのページ」の「群の完備化」について考えます。操作方法は以下のようになります。 O + x = x を選択すると以下のように表示されます O + x …

ビジュアルプログラミング(2)

数式変形システムのイメージ 前回の数式の変形を行うシステムを作ります。以下のようなイメージのものを作りたいと思います。 (ステージ 1) プログラミング (0) 最初の状態 以下の から までの書き換え規則が表示されています。 また、いくつかの式が表示さ…

ビジュアルプログラミング(1)

ビジュアルプログラミングで数式の変形を行うものを作りたいと思います。「Blockly | Google Developers」を使ってみようと思いますが、何ができるのかわからないのでできるかどうかはわかりません。「エレファントな群とリー代数(3) - エレファント・コンピ…

集合の計算(9)

前回の(1)を使っているところでモノイドの準同型の場合の結果を使っていましたが、その説明を書き直したと思ったのに書き直していなかったので、改めて書き直します。 モノイドの準同型 のとき 、 を と定義します。モノイド の単位元を と書くことにします…

集合の計算(8)

「群論の計算(2)」の続きを見ていきます。ここでは写像の像と逆像の記法は通常の記法に戻します。写像の定義が明示的に書かれていないため主張がわかりにくいという点を解消するために書いたものですが、あまりわかりやすくなっていないので、少し書き直しま…

集合の計算(7)

「群論の計算(2)」に書いた内容について考えます。「群論の計算」は「アーベル・ルフィニの定理」(『ガロア理論12講 概念と直観でとらえる現代数学入門 (角川学芸出版単行本)』参照)の一部の計算を多項式の計算と「項書き換え」を使って書こうということを目…

集合の計算(6)

「集合の計算(3)」の議論を の場合について考えます。前回の結果から ( が写像)のときは 、 のとき (i) (ii) が成り立ちます。、、、、 とします。 (iii) のとき [証明] (i) より [証明終わり] (iv) のとき [証明] (ii) より [証明終わり] (9) のとき [証明]…

集合の計算(5)

前回の議論を の場合について考えます。、、 のとき と定義します。定義より 、、、 に対して が成り立ちます。、、、、、、、、 とするとき となって が成り立ちます。 ( が写像)のときは であることから となるので が成り立ちます。 が の部分集合()、 が…

集合の計算(4)

前回と同様、いったん 、、、 のとき が成り立つとします。、、、、 のとき が成り立つとします。この方針で (1) から (8) までの証明を書き直します。、、、、、 の部分集合系 、 の部分集合系 に対して以下が成り立ちます。 (1) [証明] [証明終わり] (2) […

集合の計算(3)

前回の定義では計算が長くなるため、いったん 、、、 のとき が成り立つとして進めていきます。(後で書き直す予定)、、、、 とします。 (*) [証明] [証明終わり] (9) [証明] と(*) から成り立ちます。[証明終わり] (10) [証明] と(*) から成り立ちます。[証…

集合の計算(2)

続いて「エレファントな整数論(20)」(の前半)の議論について考えます。 集合と写像 、 のとき が成り立ちます。、、 とします。、 について以下のことが成り立ちます(これらは上記の記法では 、 となり、以下このように書くこともあります)。 上記の の場合…

集合の計算(1)

前回の「多重集合・自由可換モノイド(7)」では数式の変形について考えましたが、これをわかりやすくするために図解する方法について考えていきます。前回は「ある数式があって、その数式のある部分に写像を適用することによって集合の包含関係が得られる」と…

多重集合・自由可換モノイド(7)

演算が「多重集合・自由可換モノイド(2)」と同じようになったので書き方を戻すことにします。単項イデアル整域のイデアル全体の集合の作る半環について考えます。単項イデアル整域の素元分解が可能であることの説明を数式で書いてみたのですが、少し長くなり…

多重集合・自由可換モノイド(6)

「数学ではできるがコンピューターではできないこと」、「コンピューターではできるが数学ではできないこと」があると考えられていると、私の感想ですが、思います。これらは実際にできないということではなく、それを記述する方法がないのではないかと、私…

多重集合・自由可換モノイド(5)

ここでは、データの順序に依存しないアルゴリズムをプログラミング言語のデータ構造で表すことを考えています。単項イデアル整域のイデアルの演算を抽象化したものを考えます。いったん今までの結果をまとめます。 を可換モノイドで簡約可能とします。単位元…

多重集合・自由可換モノイド(4)

「単項イデアル整域では既約元は素元である」ということの証明を書いていなかったので付け加えます。以下の条件を考えます。 の任意の元 の最大公約数 が存在する(ここでは は最大公約数を表すとします)。 が成り立つとします。 [証明] とし とします。 であ…

多重集合・自由可換モノイド(3)

とおいて書き直します。 を可換モノイドとします。 は簡約可能とします。 は順序をもちます。 積は順序を保存します。 は最小元となります。 このような代数的構造の名前は何かありそうですが、調べてみましたが見つからないのでこのまま進めます。 とおき、…

多重集合・自由可換モノイド(2)

エレファントな整数論(13)の証明が間違っていたので書き直します。整域 の素元全体の集合を 、既約元全体の集合を とします。 のイデアル ( で生成された単項イデアル)を と書きます。 に対して を と書きます。 のイデアル全体の集合を とおきます。 を と…

中間報告(12)

クロージャーの調査 「クロージャーの調査」では、以下のようなことを考えていく予定です。関数プログラミングのデータ(クロージャーを含んでも良い)の代数的構造を「無限関数プログラミングデータ」とします。次に、クロージャーの呼び出しの深さが有限のあ…

クロージャーの調査(1)

プログラム電卓の仕様 クロージャーの基礎となる代数的構造の調査をしていましたが、今回はプログラム電卓にクロージャーを導入するとどうなるか、という方向で考えていきます。まず関数の定義を導入していきます。現在、一つの式で定義できる関数以外、関数…

多重集合・自由可換モノイド(1)

エレファントな整数論では、素因数分解の一意性のわかりやすい記法を考えていたのですが、良い方法ができず止まっていました。ここでは、数式ではなくプログラミング言語を使って書くとどうなるか考えていきたいと思います。まず、エレファントな整数論(18)…

中間報告(11)

Optimistic Mathematicsのサイトにフラクタル関連の記事をいくつか公開しているのですが、Javaで書いたものがあり、それらをJavaScriptで書き直した方が良いのではないかということで現在書き直している途中です。書き直したものは数学とソフトウェアのペー…

フラクタル(2)

ウェブリブログからSeesaaブログ(数学とソフトウェアのメモ2)に移行することになったので、数学とソフトウェアのメモ2の方に数学とソフトウェアのページのサイトの説明を書いていこうと思います。フラクタル関連の項目の説明はこのブログにも書く予定です…

中間報告(10)

「ラムダ計算と無限ラムダ多項式」では呼び出しの深さが有限のクロージャーを含む式を表すための「有限ラムダ多項式」を定義しましたが、これは「一般マグマの多項式」と同様のものでした。呼び出しの深さが有限なのでクロージャーを除去することはできると…

フラクタル(1)

このブログでは有限時間で終了する論理プログラミングと無限の時間動作する論理プログラミングの関係をフラクタルの考え方で表すことはできないかと以前考えていましたが、その件は今は中断しています。今後はクロージャーではどうなるか考えてみたいと思っ…