フェルマーの小定理パズル(8)
二項定理の証明を少し書き直します。
二項定理の証明
- (1) 単位元を持つ可換環
に対して単位元を持つ可換環
を定義することができます。
- (12)
に対して
を
と定義します。
は単位元を持つ可換環の準同型となります。
- (13)
に対して
が成り立ちます。(
は自然数)
(1) 単位元を持つ可換環
に対して単位元を持つ可換環
を定義することができます。
を整数全体から
への写像
で
以上の有限個の
以外は値
が
であるもの全体とします。
を
と書きます。
を
と書きます。
- すべての
に対して
である
を
とします。
であり、それ以外のすべての
に対して
である
を
とします。
とします。
が可換環であることから加法の結合法則、交換法則が成り立ち、
は加法の単位元となります。
とします。
は
の加法の逆元となります。
とします。
が単位元を持つ可換環であることから乗法の交換法則が成り立ち、
は乗法の単位元となります。
が可換環であることから分配法則が成り立ちます。
であることから となって
- 乗法の結合法則が成り立ちます。
よって は単位元を持つ可換環となります。
(12)
に対して
を
と定義します。
は単位元を持つ可換環の準同型となります。
よって は単位元を持つ可換環の準同型となります。
(13)
に対して
が成り立ちます。(
は自然数)
(2)、(3)、(7)、(10)、(12)から が成り立ちます。
のときは
を
で置き換えると
が成り立ちます。この等式は
のときも成り立ちます。





