次に「証明路開発支援システム(6) - 非専門的シンギュラリティー研究所」の(5)から(8)までを見ていきます。
(5) 単項イデアル整域の既約元は素元となります。
[証明]
-
を単項イデアル整域、
を既約元とします。
-
が素元であることを証明します。
-
、
、
とします。
-
または
であることを証明します。
- (2)より
を満たす
が存在します。
-
であるから
を満たす
が存在します。
-
は既約元なので
または
が成り立ちます。
-
とすると
となって
となります。
-
とすると
となって
となります。
-
- (2)より
-
(6) 単項イデアル整域は一意分解整域となります。
[証明]
-
を単項イデアル整域とします。
-
の単元全体の集合を
とおきます。
-
ならば
となります。
-
、
が既約元ならば
は既約元となります。
-
ならば
となる
が存在します。
-
が一意分解整域となることを証明します。
-
の
でも単元でもない任意の元
に対して素元
が存在して
と表すことができることを証明します。
-
の既約元の1個以上の有限個の積全体の集合を
とおきます。
- すなわち
とおきます。
-
となることを証明します。
-
とおくと
は
のイデアルとなります。
-
は単項イデアル整域なので
となる
が存在します。
-
となる
が存在します。
-
なので
となります。
-
であることを証明します。
-
とすると、
となります。
-
とすると、
となります。
- どちらも
に反します。
-
-
ならば
となるので
となり主張が成り立つので、
であることを証明します。
-
とすると
は既約元ではないので、
であって、
、
となる
が存在します。
-
であることを証明します。
-
であることを証明します。
-
とすると、
となる
が存在します。
-
、
となって
に反します。
-
-
とすると、
となって
に反します。
-
- 同様に
となります。
- よって
となって
であることに矛盾します。
-
-
-
-
(7) 単項イデアル整域の
ではない素イデアルは極大イデアルとなります。
[証明]
-
を単項イデアル整域
の素イデアルで
とします。
-
が
の極大イデアルであることを証明します。
-
を
のイデアルで
であるものとします。
-
または
となることを証明します。
-
のイデアルは単項生成なので
、
となる
が存在します。
-
となり
となる
が存在します。
-
は素イデアルなので
または
となります。
-
ならば
となります。
-
ならば
となる
が存在するので
となって
となります。
-
-
-
(8)
を単項イデアル整域、
を
の既約元とすると
は体となります。
[証明]
-
を単項イデアル整域、
を
の既約元とします。
-
が体となることを証明します。
-
が極大イデアルならば
が体となるので
が極大イデアルとなることを証明します。
- (5)より
は素元となります。
-
は素イデアルとなり(7)より
は極大イデアルとなります。
- (5)より
-















