整列可能定理(1)
整列可能定理について調べてみます。以下の本を参考にします。
- 公理的集合論への一歩 無限についてのおはなし (数学セミナーライブラリー)
- 新装改版 集合への30講 数学30講シリーズ
- 帰納的順序集合定理 ⇒ 整列可能定理 (証明の概要)
- 集合論入門 (ちくま学芸文庫)
- 選択公理 ⇒ 整列可能定理
- 集合と位相(増補新装版)(数学シリーズ)
- ツォルンの補題 ⇒ 整列可能定理
- 手を動かしてまなぶ 集合と位相
- 証明はない
- 新装版 集合とはなにか―はじめて学ぶ人のために (ブルーバックス)
- 証明はない
ここでは『 公理的集合論への一歩 無限についてのおはなし (数学セミナーライブラリー)』の定理2.11を見ていきます。本来は集合論の公理系から証明するのですが、ここでは計算でどれだけできるかを見ていきます。定理は以下のようになります。
集合
に対して順序数
と全単射
が存在する。
証明
-
をとります。
- 選択公理より選択関数
があります。
- 各順序数
に対して集合
を
と定義できます。- ここで
は関数の制限、
は関数の値域
- ここで
- 集合
を
とおきます。
- ここで
は順序数全体
- ここで
-
の各元
に対して順序数
を
となる順序数で最小のものとします。
-
とすると
は順序数からなる集合となります。
-
とすると
と
の定義より
が成り立ちます。
- ここで
- ここで
-
は
となる順序数
で最小です。
-
を示します。
- そうでないとすると
より
です。
-
なので
となります。
- しかし
の定義より
でありが
の選択関数であるから
となりますが、これはの定義に反します。
- したがって
となります。
- そうでないとすると
- 以上より
が
となる順序数
で最小のものであることがわかります。
-
とすると
が全単射となることが
の定義と
の最小性からわかります。





















