整列可能定理(2)
証明で使っている議論はだいたい以下のようになります。これを式の変形でできないかということを考えていきます。
- 順序数全体を
とします。
は集合ではありません。
- 集合ではない場合も集合や関数の記法が使えるとします。
- 部分集合が定義できます。
- べき集合が定義できます。
- 選択関数が定義できます。
- 関数の帰納的定義ができます。
- 式によって関数が定義できます。
- 関数の制限が定義できます。
- 関数の像が定義できます。
- 集合の関数による像は集合になります。
- 集合の部分集合は集合になります。
は関数の制限、
は関数の値域を表します。
以下の証明の中で の定義を
と変更します(証明がうまくできなかったため)。
集合
に対して順序数
と全単射
が存在する。
[証明]
-
をとります。
- 選択公理より選択関数
があります。
-
を定義します。
- 各順序数
に対して集合
を
と定義できます。
- 各順序数
-
の像を
とします。
-
-
は集合です。
-
-
を定義します。
-
の各元
に対して順序数
を
と定義します。
-
-
の像を
とします。
-
-
は順序数からなる集合となります。
-
-
とおきます。
- すると
と
の定義より
が成り立ちます。
-
を示します。
-
をとります。
を示します。
-
より
-
より
-
より
-
-
-
を示します。
-
として
を示します。
-
より順序数
が存在して
- よって
-
-
-
-
は
となる順序数
で最小のものです。
-
ならば
であることを示します。
-
とします。
-
ならば
であることを示します。
-
をとると
が存在して
-
より
が存在して
-
は
となる最小のものなので
- よって
-
- よって
-
-
は
となる最小のものなので
-
-
を示します。
-
なので
と仮定して矛盾を導きます。
-
なので
となります。
-
の定義より
-
が
の選択関数であるから
- これは
の定義(
)に反します。
-
- したがって
となります。
-
- 以上より
が
となる順序数
で最小のものであることがわかります。
-
とすると
が全単射となることが
の定義と
の最小性からわかります。
-
より
は全射です。
-
が単射であることを証明します。
-
とします。
-
を示します。
-
を示します。
-
と仮定すると
となることを示します。
-
の定義より
となります。
-
ならば
なので
です。
- よって
となります。
-
- これは
に矛盾するので
となります。
-
-
は
となる最小の順序数なので
-
かつ
となるので
-
は
となる最小の順序数なので
- よって
となります。
-
- よって
は
が単射ではない最小の順序数となります。
- よって
は単射です。
-
-





















