エレファント・ビジュアライザー調査記録

ビジュアルプログラミングで数式の変形を表すことを考えていくブロクです。

半群の右単位元と左単位元(4)

ChatGPTで単純に日本語で指摘すると、ChatGPTは単に日本語を生成するだけなのでうまくいかない、というようなことが何かの本に書かれていたような気がします。そこで、何かChatGPTが知っていることをやると良いのかと思われるのでやってみたいと思います。しかしそれが何なのかはわかりません。

ここではプログラムの仕様を書いてもらいます。以下のように入力しました。

半群の等式を構文解析できるようにします。半群演算子は「*」、等号は「=」とします。半群の基本的要素は文字列とします。文字列の先頭の文字が大文字のとき変数、それ以外は定数であるとします。二つの等式を入力します。(等式Aと等式Bとします)等式Aと等式Bに同じ名前の変数が含まれていても、それらの変数は別の変数であるとします。等式Aの左辺または右辺のどちらかの式と、等式Bの左辺または右辺のどちらかの式が一致するかどうかを調べます。例として、「e_l * X = X」(等式A)と「X * e_r = X」(等式B)という二つの等式が入力されたとします。等式Aの左辺と等式Bの左辺、等式Aの左辺と等式Bの右辺、等式Aの右辺と等式Bの左辺、等式Aの右辺と等式Bの右辺、について、二つの式が一致するかどうかを調べます。もしどれも一致しなかったときはそのように答えを返します。この例では等式Aの左辺と等式Bの左辺の場合だけを書きます。「e_l * X = X」(等式A)と「X * e_r = X」(等式B)の変数Xは別の変数なので、等式Bは「Y * e_r = Y」と書き直します。変数Xをe_rで置き換えて(X:=e_rと書きます)変数Yをe_lで置き換ると(Y:=e_lと書きます)両方の式は「e_l * e_r」となって一致します。この方法は単一化(unification)のアルゴリズムで、最小の置き換えを求めます。等式Aの逆側の式(右辺)はXですが、X:=e_rで置き換えるとe_rとなります。等式Bの逆側の式(右辺)はXですが、これはYに変更されていて、Y:=e_lで置き換えるとe_lとなります。よって逆側の式同士を組み合わせた等式はe_l=e_rとなります。どれかの二つの式が一致したときはこの式を返します。このようなプログラムを C# で書こうとしています。このプログラムの仕様を書いてください

以下は引用です。

プログラムの仕様を以下にまとめます。

仕様:
  1. 入力:
    • ユーザーには二つの等式が入力されます。
    • 等式は文字列として表現されます。
    • 演算子半群演算子である「*」を使用します。
    • 等号は「=」とします。
  2. 等式の構文:
    • 等式は左辺と右辺に分かれます。
    • 左辺または右辺のどちらかが変数であれば、もう一方は定数です。
    • 変数は文字列の先頭の文字が大文字です。
    • 定数はそれ以外の文字列です。
  3. 等式の一致のチェック:
    • 与えられた二つの等式に同じ名前の変数が含まれていても、それらの変数は別の変数として扱います。
    • 二つの等式の左辺と右辺の組み合わせについて、一致するものがあるかどうかを調べます。
    • 一致する場合、その組み合わせを返します。一致しない場合は空の結果を返します。
  4. 単一化(unification):
    • 一致した組み合わせが見つかった場合、それを元に等式の逆側の式同士を組み合わせて新しい等式を生成します。
    • このとき、変数同士の対応関係を記録し、最小の置換を求めます。
  5. 出力:
    • 一致した組み合わせが見つかった場合、逆側の式同士を組み合わせた新しい等式を出力します。
    • 一致する組み合わせが見つからなかった場合は、空の結果を出力します。

これらの仕様に従って、二つの等式を構文解析し、一致する組み合わせがあれば逆側の式同士を組み合わせて新しい等式を生成するC#プログラムを作成します。

次に以下のように入力しました。

このプログラムを C# で書いてください

以下は引用です。

理解しました。以下に、指定された仕様に従って、等式を構文解析し、一致する組み合わせがあれば新しい等式を生成するC#プログラムを示します。

using System;
using System.Collections.Generic;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 二つの等式を入力
        string equation1 = "e_l * X = X";
        string equation2 = "X * e_r = X";

        // 等式の一致を調べ、新しい等式を生成
        string result = UnifyEquations(equation1, equation2);

        // 結果を出力
        Console.WriteLine("Result: " + result);
    }

    // 等式の一致を調べ、新しい等式を生成するメソッド
    static string UnifyEquations(string equation1, string equation2)
    {
        // トークンに分割
        string[] tokens1 = equation1.Split();
        string[] tokens2 = equation2.Split();

        // 等式の一致をチェックし、一致した場合に新しい等式を生成
        foreach (var side1 in new[] { GetLeftSide(tokens1), GetRightSide(tokens1) })
        {
            foreach (var side2 in new[] { GetLeftSide(tokens2), GetRightSide(tokens2) })
            {
                var substitutions = UnifySides(side1, side2);
                if (substitutions != null)
                {
                    // 一致した変数の置換を適用して新しい等式を生成
                    var newEquation = ApplySubstitutions(equation1, equation2, substitutions);
                    return newEquation;
                }
            }
        }

        // 一致する組み合わせがない場合は空の結果を返す
        return "";
    }

    // 等式の片側の式を取得するメソッド
    static string GetLeftSide(string[] tokens)
    {
        return tokens[2]; // "="の左側が3番目の要素
    }

    static string GetRightSide(string[] tokens)
    {
        return tokens[0]; // "="の右側が1番目の要素
    }

    // 等式の一致をチェックし、変数の置換を求めるメソッド
    static Dictionary<string, string> UnifySides(string side1, string side2)
    {
        // 変数が一致するかどうかをチェックし、一致した場合は変数の置換を求める
        if (char.IsUpper(side1[0]) && char.IsUpper(side2[0]) && side1 != side2)
        {
            // 変数同士の置換を記録して返す
            var substitutions = new Dictionary<string, string>();
            substitutions[side1] = side2;
            return substitutions;
        }

        // 一致しない場合はnullを返す
        return null;
    }

    // 等式に変数の置換を適用して新しい等式を生成するメソッド
    static string ApplySubstitutions(string equation1, string equation2, Dictionary<string, string> substitutions)
    {
        // 等式を置換して新しい等式を生成
        string newEquation1 = ApplySubstitutionsToEquation(equation1, substitutions);
        string newEquation2 = ApplySubstitutionsToEquation(equation2, substitutions);

        // 置換した等式同士を組み合わせて新しい等式を生成
        string newEquation = $"{newEquation1} = {newEquation2}";
        return newEquation;
    }

    // 等式に変数の置換を適用するメソッド
    static string ApplySubstitutionsToEquation(string equation, Dictionary<string, string> substitutions)
    {
        // 置換を適用して新しい等式を生成
        foreach (var substitution in substitutions)
        {
            equation = equation.Replace(substitution.Key, substitution.Value);
        }
        return equation;
    }
}

このプログラムは、与えられた二つの等式を構文解析し、一致する組み合わせがあれば新しい等式を生成します。等式の一致をチェックするために、単一化(unification)アルゴリズムを使用しています。そして、一致した組み合わせが見つかった場合は、等式の逆側の式同士を組み合わせて新しい等式を生成します。

できていません。しかしこうしておくと、仕様について指摘することができるようになったかもしれません。どう指摘するか検討してみたいと思います。

状態を持つラムダ計算(1)

ChatGPTに入力してみることの続きです。今のところ自分でプログラムを書くぐらいの入力をしてもプログラムをちゃんと書いてくれないし、自分で証明を書くぐらいの入力をしても証明をちゃんと書いてくれないという状況です。今はやり方が書かれた本がいろいろ出ているのでできるようになっているかと思いましたが、今のところこのようなやり方が書かれた本は見つかりません。しかしいずれはそのようなことが書かれた本も出るのではないかと思います。それまではこのブログも意味があるので、それはそれで良いです。自分が何かを考えるときのヒントにはなるので、ここではその方針でやっていきます。

関数型言語について質問するよりもラムダ計算について質問した方がちゃんと答えてくれる感じがしました。そこで、いったんクロージャーについて質問するのはやめて、ラムダ計算について質問してみます。

以下のように入力しました。

ラムダ計算について教えてください
ラムダ計算を行うプログラミング言語を定義して、その構文を教えてください
ラムダ計算で変更可能な変数を扱うにはどうすれば良いですか

「参照セル」、「状態モナド 」などの答えが返ってきました。クロージャーについて調べるには「参照セル」の方が良いかもしれませんが、まず、「状態モナド 」について質問してみます。

状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語を定義してください
状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語のプログラムを、状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語のプログラムに書き直すことはできますか

以下は引用です。

はい、状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語のプログラムを、状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語のプログラムに書き直すことは可能ですが、その書き直しはいくつかの制約や変更を伴うことがあります。

状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語では、状態を取得する `get` 関数と状態を設定する `set` 関数が提供されます。一方、状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語では、変更可能な状態を扱うための特別な構文や関数が提供されないため、状態を取得または設定する方法が異なる可能性があります。

以下は、状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語の例と、それを状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語に書き直した例です。

状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語の例(Haskell風)
-- 状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語の例

type State s a = s -> (a, s)

-- 状態を取得する関数
get :: State s s
get s = (s, s)

-- 状態を設定する関数
set :: s -> State s ()
set s _ = ((), s)

-- ラムダ抽象
lam :: (a -> State s b) -> State s (a -> b)
lam f s = (\x -> fst (f x s), s)

-- 関数適用
app :: State s (a -> b) -> State s a -> State s b
app f x s = let (fn, s') = f s
                (arg, s'') = x s'
            in (fn arg, s'')

-- 使用例
example :: State Int Int
example = do
    set 5
    f <- lam (\x -> get)
    x <- get
    return (f x)
状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語に書き直した例
-- 状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語の例

-- 変数とラムダ抽象のみの単純なラムダ計算を定義
data Exp = Var String | Lam String Exp | App Exp Exp

-- ラムダ抽象内での変数の束縛を行う関数
lam :: String -> Exp -> Exp
lam v e = Lam v e

-- 関数適用を行う関数
app :: Exp -> Exp -> Exp
app e1 e2 = App e1 e2

-- 使用例
example :: Exp
example = app (lam "x" (Var "x")) (Var "y")

このように、状態モナドを持つラムダ計算を行うプログラミング言語の構文や関数を、状態モナドを持たないラムダ計算を行うプログラミング言語に書き直すことは可能ですが、それぞれの言語の特性や機能に応じて適切な書き直しを行う必要があります。

Haskell については詳しくないのですが、有限の回数で終了するプログラムのようです。有限の回数で終了する場合は書き直すことができると思われるので、聞きたいことはそういうことではありません。Haskell の本や、ウェブの入門的記事に書かれている例は、だいたい有限の場合です。これはなんとかならないかと思います。ただしこの場合は大丈夫なのかもしれませんが、Haskell には精通していないので、今後調べていきたいと思います。

次は以下のことをやってみたいと思います。

  • 有限の回数で終了しないように書き直す
  • 有限の回数で終了するときは変数を変更しないように書き直すことができるかどうかを調べる
  • Haskell について質問してみる
  • 「参照セル」について質問してみる

指数関数(3)

今度はプログラムを書いてもらいます。プログラムを書いてもらう方がちゃんとできることが多いという印象です。プログラムを書くことができて、そのプログラムが停止するならば、証明ができたということになります。以下のように入力しました。

連続の公理(上に有界な単調増加数列は収束する)から、任意の正の実数  a b に対して、 na > b を満たす自然数  n を求めるプログラムを C# で書いてください

連続の公理を利用して、任意の正の実数  a b に対して  na > b を満たす自然数  n を求める C# プログラムを以下に示します。

using System;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        double a = 2.5; // a の値を設定する(任意の正の実数)
        double b = 10;  // b の値を設定する(任意の正の実数)

        int n = FindN(a, b);
        Console.WriteLine($"For a = {a} and b = {b}, n should be {n}");
    }

    static int FindN(double a, double b)
    {
        int n = 1;
        while (n * a <= b)
        {
            n++;
        }
        return n;
    }
}

このプログラムは、与えられた  a b に対して、 na > b を満たす自然数  n を求めます。  n を 1 から順番に増やしながら、 na b を超えるまでループします。  na > b を満たす最小の  n を見つけた時点でその値を返します。

これは連続の公理を使っているとは言えないです。

このプログラムは停止しますか

はい、このプログラムは停止します。

プログラムは、 n を 1 から順に増やしながら、 na b を超えるまでループします。このループは有限回数で停止します。なぜならば、 n を 1 から始め、増加させながら  na の値が  b を超えるまでループするため、 n の最大値は  \frac{b}{a} であり、 n がこの値を超えることはないからです。

したがって、このプログラムは停止します。

これはこれで正しいです。

半群の右単位元と左単位元(3)

前回は式が一致するかどうかを調べてくれなかったので、さらにやってみます。

半群の二つの等式を構文解析して、一方の等式の片側の式(両辺のうちのどちらかの式)と、もう一方の等式の片側の式(両辺のうちのどちらかの式)とが、一致するかどうかを調べます。このとき文字列の先頭の文字が大文字のとき変数であるとし、変数は任意の式と一致させることができるとします。そして一致したとき、等式の逆側の式同士を組み合わせて等式を作り、その等式を返します。このとき、変数は変数に一致した式で置き換えます。このようなプログラムを C# で書いてください

理解しました。与えられた二つの等式を構文解析して、一方の等式の片側の式ともう一方の等式の片側の式が一致するかどうかを調べ、一致した場合には等式の逆側の式同士を組み合わせて新しい等式を生成するC#プログラムを作成します。

using System;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 入力された等式
        string equation1 = "e_l * X = X";
        string equation2 = "Y = Y * e_r";

        // 一致した等式を生成
        string result = GenerateCombinedEquation(equation1, equation2);

        // 結果の出力
        Console.WriteLine("Result: " + result);
    }

    // 一致した等式を生成するメソッド
    static string GenerateCombinedEquation(string equation1, string equation2)
    {
        // 等式をトークンに分割
        string[] tokens1 = equation1.Split();
        string[] tokens2 = equation2.Split();

        // 等式の片側の式を取得
        string leftSide1 = GetSide(tokens1);
        string rightSide1 = GetSide(tokens1);
        string leftSide2 = GetSide(tokens2);
        string rightSide2 = GetSide(tokens2);

        // 一致する場合、新しい等式を生成して返す
        if (leftSide1 == rightSide2 || rightSide1 == leftSide2)
        {
            // 一致した変数を置き換えた等式を生成
            string newLeftSide = (leftSide1 == rightSide2) ? leftSide1 : rightSide1;
            string newRightSide = (rightSide1 == leftSide2) ? rightSide1 : leftSide1;

            return $"{newLeftSide} = {newRightSide}";
        }

        // 一致しない場合は空文字列を返す
        return "";
    }

    // 等式の片側の式を取得するメソッド
    static string GetSide(string[] tokens)
    {
        string side = "";
        bool foundEqualSign = false;

        foreach (var token in tokens)
        {
            if (token == "=")
            {
                foundEqualSign = true;
                continue;
            }

            if (!foundEqualSign)
            {
                side += token + " ";
            }
        }

        return side.Trim();
    }
}

このプログラムでは、与えられた二つの等式をトークンに分割し、片側の式を取得します。そして、両方の等式の片側の式が一致するかどうかを調べ、一致した場合には逆側の式同士を組み合わせて新しい等式を生成します。

やはり式が一致するかどうかを調べてくれません。

関数型言語の拡張(2)

プログラミング言語に関する質問をChatGPTに入力してみることの続きです。変数を変更することができる関数型言語のプログラムを変数を変更することができない関数型言語のプログラムに変換するという問題を考えます。ここで扱う例はクロージャーには関係なくなるかもしれないので、「関数型言語の拡張」は「関数プログラミングクロージャー」に引き継いだのですけど、復活しました。クロージャーに関連しないことはこちらに書くことにしました。

有限の回数で終了するプログラムであれば、変数を変更することができない関数型言語のプログラムに変換することはできると思われるので、有限の回数では終了しないプログラムを考えます。また、1、2、3…のように規則的な列を返すものは、変数を変更することができない関数型言語のジェネレーターで書くことができると思われるので、無限個のデータを必要とするプログラムを考えます。次のような例を考えます。

次のようなプログラムを考えます。今日から一日に一回、気象観測システムからその日の天気が晴れなのか雨なのかという情報が送られてきます。この情報をある日受け取るとこのプログラムは、今日からその日までに受け取ったすべての情報に基づいて、次の日の天気が雨である確率を予測し、それを返します。このようなプログラムを C# で書いてください
このプログラムを Haskell で書き直してください

以下は、Haskellで提供されたプログラムです。Haskell関数型言語であり、パターンマッチングや高階関数を活用してコードを記述します。

module Main where

type WeatherData = [Bool]

-- 今日の天気情報を追加する関数
addWeatherData :: WeatherData -> Bool -> WeatherData
addWeatherData weatherData isRainy = weatherData ++ [isRainy]

-- 次の日の天気が雨である確率を予測する関数
predictNextDayRainProbability :: WeatherData -> Double
predictNextDayRainProbability weatherData
    | null weatherData = error "No weather data available."
    | otherwise = fromIntegral (length (filter id weatherData)) / fromIntegral (length weatherData)

main :: IO ()
main = do
    let weatherData = [True, False, True] -- 例: 雨、晴れ、雨
    let rainProbability = predictNextDayRainProbability weatherData
    putStrLn $ "Predicted probability of rain for the next day: " ++ show (rainProbability * 100) ++ "%"

このHaskellプログラムは、指定された天気データを元に、次の日の雨の予測確率を計算します。`addWeatherData`関数は、天気データリストに新しい天気情報を追加します。`predictNextDayRainProbability`関数は、与えられた天気データから雨の確率を計算します。`main`関数では、例の天気データを使用して予測を行い、結果を出力します。

これはデータが有限個ですね。

無限個のデータを扱えるように書き直してください

Haskellでは、無限のデータを扱うことが可能です。無限のデータストリームを表すために、遅延評価とリストを使用します。以下は、無限のデータを扱うように書き直したHaskellのプログラムです。

module Main where

type WeatherData = [Bool]

-- 今日の天気情報を追加する関数
addWeatherData :: WeatherData -> Bool -> WeatherData
addWeatherData weatherData isRainy = weatherData ++ [isRainy]

-- 次の日の天気が雨である確率を予測する関数
predictNextDayRainProbability :: WeatherData -> Double
predictNextDayRainProbability weatherData
    | null weatherData = error "No weather data available."
    | otherwise = fromIntegral (length (filter id weatherData)) / fromIntegral (length weatherData)

main :: IO ()
main = do
    let weatherData = cycle [True, False] -- 雨、晴れの無限のデータ
    let rainProbability = predictNextDayRainProbability (take 1000 weatherData) -- 最初の1000個のデータを使用して予測
    putStrLn $ "Predicted probability of rain for the next day: " ++ show (rainProbability * 100) ++ "%"

このプログラムでは、`cycle`関数を使用して `[True, False]` のリストを無限に繰り返し、無限の天気データを生成しています。そして、最初の1000個のデータを使用して次の日の雨の予測確率を計算します。

これはデータを受け取っていないので違います。

関数プログラミングのクロージャー(1)

プログラミング言語に関する質問をChatGPTに入力してみる「関数型言語の拡張」の続きです。変数を変更することができない純粋関数型言語では状態を変化させながら無限に動作することはできないが、変数を変更することができる場合はできる、ということはたぶん正しいです。「関数型言語の拡張」でも最初はクロージャーのことを質問していたのですが、変数を変更することができるクロージャーならできるが、変数を変更することができないクロージャーならできないと思われます。そこでここでは、変数を変更することができるクロージャーを変数を変更することができないクロージャーに変換できるような機能を、変数を変更することができない純粋関数型言語に追加することを考えます。これが簡単にできるならこのブログを書く意味がなくなるのですが、今のところ簡単にできそうにはありません。

以下のように入力しました。

関数型プログラミング言語で、外部の変数を変更するクロージャーがあるとき、そのクロージャーを外部の変数を変更しないように書き直す方法を教えてください

この答えはちょっと違います。以下は引用です。

関数型プログラミング言語では、外部の変数を変更しないようにクロージャーを書き直すための方法がいくつかあります。主な方法は以下の通りです:

  1. 再帰を使用する: クロージャー内で再帰関数を使用して、ループの代わりに状態を更新します。
  2. イミュータブルなデータ構造を使用する: 外部の変数の代わりに、新しいデータ構造を返すことで状態を更新します。
  3. モナドやその他のモナド類似のアプローチ: 状態を変更せずに状態を伝播させるための特別なデータ構造を使用します。
  4. 関数合成を使用する: 変更を加えたくない変数に影響を与えないように、関数合成を使用してクロージャーを再構成します。

これらの方法の選択は、具体的な状況やプログラムの構造に応じて異なります。以下に、いくつかの具体例を示します。

再帰を使用する
def counter(n):
    def _counter(current):
        if current > n:
            return
        print(current)
        _counter(current + 1)
    return _counter

c = counter(5)
c(1)  # 出力: 1 2 3 4 5
イミュータブルなデータ構造を使用する
def counter(n):
    def _counter(current):
        if current > n:
            return []
        else:
            return [current] + _counter(current + 1)
    return _counter

c = counter(5)
print(c(1))  # 出力: [1, 2, 3, 4, 5]
モナドやその他のモナド類似のアプローチ

モナドを使う具体的な例はプログラミング言語やライブラリに依存しますが、状態を更新しながらクロージャーを操作することが可能です。

関数合成を使用する
def add(x):
    return lambda y: x + y

def double(x):
    return x * 2

def counter(n):
    if n > 0:
        return add(n)(counter(n - 1))
    else:
        return double(n)

c = counter(5)
print(c(1))  # 出力: 5

これらの方法は、関数型プログラミング言語において、外部の変数を変更しないようにクロージャーを書き直すための一般的な手法です。

もともと外部の変数を書き換えるクロージャーがあって、それを変更すると言っているのですが伝わっていないようです。

次の問題も聞いてみました。

クロージャーとブロックの違いは何ですか

クロージャー(Closure)とブロックは、両方ともプログラミング言語において関数を値として扱うことができる概念ですが、いくつかの重要な違いがあります。

  1. 変数のキャプチャ:
    • クロージャーは、定義された時のスコープ内の変数をキャプチャすることができます。そのため、クロージャーが定義されたスコープ内の変数にアクセスすることができます。
    • ブロックは、通常、その周囲のスコープの変数を参照することができますが、ブロック自体が変数をキャプチャすることはできません。
  2. 外部の変数へのアクセス:
    • クロージャーは、定義された時のスコープ内の変数にアクセスできます。そのため、そのクロージャーが呼び出されるときには、定義された時の状態を保持します。
    • ブロックは、通常、外部の変数への読み取りアクセスを許可しますが、書き込みアクセスは特別な手段が必要な場合があります。
  3. ライフタイム:
    • クロージャーは、それが定義されたスコープが終了した後も、その状態を保持して呼び出されることができます。そのため、クロージャーは動的な状態を持つことができます。
    • ブロックは通常、その周囲のスコープが終了すると、そのライフタイムも終了します。ブロックは一般的に即時に実行されるため、一度だけ実行された後に破棄されることが一般的です。
  4. 使用用途:
    • クロージャーは、状態を保持し、その状態に基づいて動作する場合や、関数を返す場合など、動的な状態を必要とする場合に使用されます。
    • ブロックは、特定の処理をグループ化したり、遅延評価を実現したり、コールバックを実装したりする場合によく使用されます。

これらの違いにより、クロージャーとブロックはそれぞれ異なる使用ケースや振る舞いを持ちます。どちらを使うかは、そのプログラミング言語や、解決すべき問題によって異なります。

次の問題も聞いてみました。

プログラミング言語の機能「名前呼び(call by name)」とクロージャーの違いは何ですか

名前呼び(call by name)とクロージャーは、プログラミング言語における異なる概念ですが、一部の文脈では類似点があります。

名前呼び(call by name)は、引数の評価戦略の一つであり、関数や手続きの呼び出し時に、引数をそのまま関数本体に渡す方法です。具体的には、関数の呼び出し時に引数が使用されるたびに評価されます。これにより、引数の評価が遅延されるため、適切なタイミングで値が計算されます。

一方、クロージャーは、関数内で定義された関数であり、その関数は外部のスコープにアクセスすることができます。クロージャーは、他の関数内で返され、その関数を呼び出すときに外部の変数や状態をキャプチャすることができます。これにより、クロージャーはスコープ外の変数にアクセスできることが特徴です。

名前呼びとクロージャーの主な違いは次のとおりです:

  1. 評価のタイミング: 名前呼びは引数の評価戦略であり、関数の呼び出し時に引数が評価されます。一方、クロージャーは関数の概念であり、外部のスコープから変数をキャプチャする関数です。
  2. スコープの違い: 名前呼びは関数の呼び出し時の引数の評価方法に関連していますが、クロージャーは関数の内部スコープと外部スコープの関係に焦点を当てています。クロージャーは外部スコープの変数にアクセスできる点が特徴です。
  3. 機能の目的: 名前呼びは関数呼び出しの評価戦略を指定するための機能です。一方、クロージャーは外部スコープの変数をキャプチャし、関数を返すための機能です。

要するに、名前呼びは引数の評価方法に関連する概念であり、クロージャーは関数の内部と外部スコープの関係に関連する概念です。名前呼びとクロージャーは、異なる側面で機能し、異なる目的を持っていますが、一部の文脈では類似点もあります。

これらの結果からどのように入力するか考えていきたいと思います。

指数関数(2)

直接やり方を書いたらできるのかどうかをやってみます。『手を動かしてまなぶ ε-δ論法』に従って以下のように入力してみます。

連続の公理(上に有界な単調増加数列は収束する)から、任意の実数  a > 1 と任意の実数  x に対して、 a |x| < k を満たす自然数  k が存在することを証明してください

これはあまりちゃんとした証明にはなりませんでした。

連続の公理(上に有界な単調増加数列は収束する)から、アルキメデスの原理(任意の正の実数  a b に対して、ある自然数  n が存在して  na > b を満たす)を証明してください

これは少しおかしいところがありますが流れは合っています。

アルキメデスの原理から、任意の実数  a > 1 と任意の実数  x に対して、 a |x| < k を満たす自然数  k が存在することを証明してください

これは少し変なところがあります。これを以下のように指摘しました。

アルキメデスの原理を  1 b に適用すると、ある自然数  n が存在して  n > b を満たします。この議論を取り入れて証明を書き直してください

これは間違っているところがありますが流れは合っています。

次に、前回の議論を直接指摘することにします。前回の議論で余計な部分があったので書き直します。自然数  k a |x| < k を満たす自然数とすると  k > 0 となります。よって
 n < k のとき
 \displaystyle \frac{(a|x|)^n}{n!} < \frac{\max{\{1,(a|x|)^k\}}}{1} < k^k
 n \ge k のとき
 \displaystyle \frac{(a|x|)^n}{n!} = \frac{(a|x|)^k}{k!} \left( \frac{a|x|}{k+1} \cdot \frac{a|x|}{k+2} \cdots \frac{a|x|}{n} \right) < \frac{k^k}{1} \cdot 1 = k^k
であるから  M = k^k とおくと
 \displaystyle \left| \frac{x^n}{n!} \right| = \frac{(a|x|)^n}{n!} \cdot \frac{1}{a^n} < \frac{M}{a^n}
が成り立ちます。

以下のように入力しました。

任意の実数  a > 1 と任意の実数  x に対して、 a |x| < k を満たす自然数  k が存在します。このとき  M = k^k とおくと、任意の自然数  n に対して  \left| \frac{x^n}{n!} \right| < \frac{M}{a^n} が成り立つことを証明してください

これはうまくいきませんでした。以下は引用です。

与えられた条件  |x| < k から、 M = k^k とおくと、次のように証明します。

まず、 a |x| < k を満たす自然数  k が存在するという条件より、任意の自然数  n に対して、 a^n |x|^n < k^n が成り立ちます。

次に、 M = k^k とおくと、 k^n M よりも大きいので、 a^n |x|^n < k^n < M です。

さらに、 n! n が大きくなるにつれて急速に増加するので、 n! で割ることにより不等式の右辺が小さくなります。

したがって、 \left| \frac{x^n}{n!} \right| < \frac{M}{a^n} が成り立ちます。

これにより、任意の実数  a > 1 と任意の実数  x に対して、 a |x| < k を満たす自然数  k が存在する場合、 M = k^k とおくと、任意の自然数  n に対して  \left| \frac{x^n}{n!} \right| < \frac{M}{a^n} が成り立つことが示されました。