2023-01-01から1年間の記事一覧
プログラム電卓(Blockly)へのクロージャーの導入(2) 前回説明した言語を改造してBlocklyを使ったクロージャー調査用の言語を作成します。 数値と真理値の計算 変数 [変数] を [値] と定義 [ステートメントブロック] 変数 [変数] に [値] を代入 [ステートメ…
プログラム電卓(Blockly)へのクロージャーの導入 前回の「クロージャーの調査(1) - エレファント・コンピューティング調査報告」では「プログラム電卓」にクロージャーを導入するという方針だったのですが、方針を変えて「プログラム電卓(Blockly)」でクロー…
「Blockly デベロッパー ツール | Google Developers」を使ってフラクタルを記述する「フラクタル(Blockly)」では、JavaScriptで記述できるものと同様のものをBlocklyで書いて「変換リスト」を作成するようになっています。(バージョン1)これを改造して、バ…
Mathematics and Computingに掲載した「フラクタル1」はJavaアプレットを使用していますが、これをJavaScriptで書き直したものを数学とソフトウェアのページの「フラクタル1」に掲載しました。 使い方 「フラクタル記述言語」 (誤ってこのファイルを上書きし…
ビジュアルプログラムによる計算・プログラム電卓(Blockly)・フラクタル(Blockly)の予定 ビジュアルプログラムのやり方で群の計算をやる予定だったのですが、Blocklyではブロックを繋げるときに選択する方法がわからない(ないかもしれない)ので、難しいよう…
プログラム電卓(Blockly)(9) グラフを使ったサンプルを追加しました。 サンプル「フラクタル(折れ線グラフ)」の使い方 (13)のサンプル選択リストから「フラクタル(折れ線グラフ)」を選択すると(14)の読み込みテキスト領域にサンプルのテキスト(JSON)が表示さ…
プログラム電卓(Blockly)(8) 「Blockly | Google Developers」を使って簡単なプログラムを作ることができる「プログラム電卓(Blockly)」でグラフを表示することができるようにしました。「Charts | Google Developers」を使っています。グラフは「Blockly | …
プログラム電卓(Blockly)(7) 「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。 「平方根」の使い方 (11)のリストから「平方根」を選択すると…
プログラム電卓(Blockly)(6) 「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。 「足し算・引き算」の使い方 (11)のリストから「足し算・引き…
プログラム電卓(Blockly)(5) 「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。 「ソート1」の使い方 (11)のリストから「ソート1」を選択する…
プログラム電卓(Blockly)(4) 「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。 「素数」の使い方 (11)のリストから「素数」を選択すると(12)…
プログラム電卓(Blockly)(3) 「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。 「フィボナッチ数」の使い方 (11)のリストから「フィボナッチ数」を選…
プログラム電卓(Blockly)(2) 「Blockly | Google Developers」を使って簡単なプログラムを作ることができる「プログラム電卓(Blockly)」でリストを扱うことができるようにしました。 使い方 プログラム電卓(Blockly) (1) ブロックを選択する領域(ツールボッ…
ビジュアルプログラミング 通常の数式の変形では難しいことをビジュアルプログラミングでやるとどうなるかを調査しています。帰納法による証明や、可換モノイドに関する順序に依存しない計算をやろうと考えています。現在は「Blockly | Google Developers」…
プログラム電卓(Blockly) 「Blockly | Google Developers」を使って簡単なプログラムを作ることができる「プログラム電卓(Blockly)」を作成しました。 使い方 プログラム電卓(Blockly) (1) ブロックを選択する領域(ツールボックス) (2) ブロックを表示する領…
関数のグラフ(Blockly) 「Blockly | Google Developers」のサンプル「Graph」では、「Charts | Google Developers」の 「折れ線グラフ | Charts | Google Developers」を使ってグラフを描画しています。「Graph」は「y=~」という形しか指定できないようなの…
「数学とソフトウェアのページ」の他のものも見ていきます。 ユークリッドの互除法・素因数分解・連立1次方程式 「ユークリッドの互除法」、「素因数分解」、「連立1次方程式の解法」は、整数、複素数、多項式に関する簡単なプログラムが書けるようになって…
交換子の計算(1) 「数学とソフトウェアのページ」の「交換子」を見ていきます。 使い方 交換子の計算(1)のリストから式を選んで(2)のボタンを押すと、(5)のテキストボックスに選択した等式が追加されます。(3)のボタンを押すと、(1)のリストの選択された等式…
自然数の演算(3) 「数学とソフトウェアのページ」の「自然数の演算」の続きです。 問題点 (1) ここで とすると (2) ここで を に変換すると を代入すると (3) ここで を に変換すると (4) ここで 、 とすると 現状では (1)、(2)、(3)、(4) ができません。 上…
自然数の演算(2) 「数学とソフトウェアのページ」の「自然数の演算」の操作の例の続きです。 を示します。他にも が成り立つのですが、これを示すには機能が不足しているかもしれません。 (2-1) (2-2) (2-3) (2-4) (2-5) (2-6) (2-7) (2-8) (2-9) (2-10) (2-…
自然数の演算(1) 「数学とソフトウェアのページ」の「自然数の演算」の説明も書いておきます。「自然数の演算」はスマートフォンで使いやすいように「Natural」から説明等を省略したものです。説明は「Natural」の方を見てください。 自然数の演算(1)のリス…
環の演算(2) 「数学とソフトウェアのページ」の「環の演算」の操作例の続きです。両辺が同じ 、 は必要ないはずなので改善すべきなのですが今はこのままとします。なぜこうなっているのか詳しいことはわからなくなってしまったのですが、以下のような理由の…
環の演算(1) 「数学とソフトウェアのページ」の「環の演算」の説明も書いておきます。「環の演算」はスマートフォンで使いやすいように「Ring」から説明等を省略したものです。説明は「Ring」の方を見てください。 環の演算(1)から(4)までのボタンを押すと、…
「数学とソフトウェアのページ」の「群の完備化」自体の説明を詳しく書いていなかったのでここに書いておきます。「群の完備化」はスマートフォンで使いやすいように「Word Problem」から説明等を省略してコンパクトにしたものです。説明は「Word Problem」…
Blocklyで数式の中の位置を指定する方法があるかどうかわからないので別の問題も考えてみます。「数学とソフトウェアのページ」の「群の完備化」について考えます。操作方法は以下のようになります。 O + x = x を選択すると以下のように表示されます O + x …
数式変形システムのイメージ 前回の数式の変形を行うシステムを作ります。以下のようなイメージのものを作りたいと思います。 (ステージ 1) プログラミング (0) 最初の状態 以下の から までの書き換え規則が表示されています。 また、いくつかの式が表示さ…
ビジュアルプログラミングで数式の変形を行うものを作りたいと思います。「Blockly | Google Developers」を使ってみようと思いますが、何ができるのかわからないのでできるかどうかはわかりません。「エレファントな群とリー代数(3) - エレファント・コンピ…
前回の(1)を使っているところでモノイドの準同型の場合の結果を使っていましたが、その説明を書き直したと思ったのに書き直していなかったので、改めて書き直します。 モノイドの準同型 のとき 、 を と定義します。モノイド の単位元を と書くことにします…
「群論の計算(2)」の続きを見ていきます。ここでは写像の像と逆像の記法は通常の記法に戻します。写像の定義が明示的に書かれていないため主張がわかりにくいという点を解消するために書いたものですが、あまりわかりやすくなっていないので、少し書き直しま…
「群論の計算(2)」に書いた内容について考えます。「群論の計算」は「アーベル・ルフィニの定理」(『ガロア理論12講 概念と直観でとらえる現代数学入門 (角川学芸出版単行本)』参照)の一部の計算を多項式の計算と「項書き換え」を使って書こうということを目…