エレファント・ビジュアライザー調査記録

ビジュアルプログラミングで数式の変形を表すことを考えていくブロクです。

ビジュアルプログラミング(16)

プログラム電卓(Blockly)(4)

プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。

素数」の使い方

(11)のリストから「素数」を選択すると(12)の領域にサンプルのテキスト(JSON)が表示されます。その後(10)のボタンを押すと(2)の領域に「素数」のサンプルが表示されます。

  • ボタン1 : (4)の領域の  x に任意の自然数を指定して、(3)の「1」のボタンを押すと、(5)の領域に  2 から  x までの自然数が表示されます。
  • ボタン2 : ボタン1の後、(5)の領域の最初の数( p_1 とします)は素数になっています。この後(3)の「2」のボタンを押すと、(5)の領域から  p_1 の倍数がすべて取り除かれます。このとき(5)の領域の2番めの数( p_2 とします)は素数になっています。この後さらに「2」のボタンを押すと、(5)の領域から  p_2 の倍数がすべて取り除かれます。この後さらに「2」のボタンを押すごとに同様のことが行われます。
  • ボタン3 : (3)の「3」のボタンを押すと、ボタン1の後、ボタン2を取り除くものがなくなるまで繰り返します。こうすると(5)の領域は  2 から  x までの素数のリストとなります。このリストに含まれている数は、2以上の数の2倍以上の倍数ではない数となります。これはこの数が素数であることと同値となります。この方法を「エラトステネスのふるい」と呼びます。
  • ボタン4 : 上記の手順で(5)の領域の素数のリストを作成した後、(4)の領域の  z に任意の自然数を指定して、(3)の「4」のボタンを押すと、 z素数の積に分解したときの素数のリストが(6)の領域に表示されます。
  • ボタン5 : (4)の領域の  z に任意の自然数を指定して、(3)の「5」のボタンを押すと、 z素数の積に分解したときの素数のリストが(6)の領域に表示されます。((5)の領域の素数のリストは使いません。)