プログラム電卓(Blockly)(7)
「プログラム電卓(Blockly)」の説明の続きです。各領域の番号は「ビジュアルプログラミング(14) - エレファント・コンピューティング調査報告」を参照してください。
「平方根」の使い方
(11)のリストから「平方根」を選択すると(12)の領域にサンプルのテキスト(JSON)が表示されます。その後(10)のボタンを押すと(2)の領域に「平方根」のサンプルが表示されます。
- ボタン1 : (4)の領域の
に任意の自然数を指定して、(3)の「1」のボタンを押すと、(4)の領域に
、
に
の整数部分(小数点より上の部分)が表示され、(5)の領域に
を10進数で書いたときの各桁が、(6)の領域に
を10進数で書いたときの各桁が表示されます。さらに
がセットされます。
- ボタン2 : ボタン1の後、(3)の「2」のボタンを押すと、(6)の領域(この値を
とします)の
倍の後に
を追加したもの(
)が(7)の領域に表示されます。
- ボタン3 : その後、(3)の「3」のボタンを押すと、(6)の領域を
倍します(
)。
- ボタン4 : その後、(3)の「4」のボタンを押すと、(5)の領域が(7)の領域以上のときは次の桁に進みます。(5)の領域から(7)の領域を引き、(5)の領域の後に
を2個追加し、(6)の領域の後に
を追加します。さらに
とします。(5)の領域が(7)の領域より小さいときは
を次の候補にします(
を
減らします)。
- ボタン5 : (3)の「5」のボタンを押すと、ボタン2、ボタン3、ボタン4を続けて実行します。
- ボタン6 : (3)の「6」のボタンを押すと、次の桁に進むまでボタン5を繰り返して実行します。これで平方根の一桁が計算できます。
- ボタン7 : (3)の「7」のボタンを押すと、
で指定した桁数の平方根を計算します。
各桁の求め方は関数プログラミングと無限論理多項式(1) - エレファント・コンピューティング調査報告に書いていますが少し修正します。
、
とします。
に対して
(小数点以下
桁目までの値)、
、
、
(小数点以下
桁目)を以下のように決めます。
- (6)
、
- (5)
、
- (7)
このようにすると は平方根の小数点以下
桁目となります。