エレファント・ビジュアライザー調査記録

ビジュアルプログラミングで数式の変形を表すことを考えていくブロクです。

3次方程式のべき根による解法

3次方程式 x^3 + ax^2 + bx + c = 0 の根を \alpha\beta\gamma とすると x^3 + ax^2 + bx + c = (x - \alpha)(x - \beta)(x - \gamma) が成り立ちます。3次方程式 x^3 + ax^2 + bx + c = 0 のべき根による解法とは、\alpha\beta\gammaを、abcの足し算、引き算、掛け算、割り算、平方根、立方根の組み合わせだけで表すということです。複素数 \omega1 の原始3乗根とします。(3乗して1になる複素数のうちで3乗しないと 1 にならないもの。\omega^3 = 1 であることから (\omega - 1)(\omega^2 + \omega + 1) = 0 となることより\omega = 1 または \omega = \frac{-1 \pm \sqrt 3 i }{2}となります。ここで \omega \ne 1 であることから、\omega = \frac{-1 + \sqrt 3 i }{2}\omega = \frac{-1 - \sqrt 3 i }{2}のどちらかとなります。どちらでもよいのですが、\omega = \frac{-1 + \sqrt 3 i }{2}としておきます。)