フェルマーの小定理パズル(9)
(4)と(8)を少し変更します。
- (4)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
- (8)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
- 「有理式と階乗計算システム」があるとします。これは「多項式計算システム」を含むとします。
- 「帰納法システム」があるとします。
二項定理の証明
- (1) 単位元を持つ可換環
に対して単位元を持つ可換環
を定義することができます。
- (2) 多項式
の
乗を
、
の
の係数を
とします。
- (3)
とおきます。
- (4)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
- (5)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
- (6)
は整数となります。(
は自然数、
)
- (7)
(
は自然数、
) とおきます。
- (8)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
- (9)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
- (10)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
- (11)
は整数となります。(
は自然数、
)
- (12)
に対して
を
と定義します。
は単位元を持つ可換環の準同型となります。
- (13)
に対して
が成り立ちます。(
は自然数)
(4)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
「多項式計算システム」で以下の計算をします。
(5)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
「多項式計算システム」で以下の計算をします。
(6)
は整数となります。(
は自然数、
)
(4)と(5)から成り立ちます。
(8)
、
が成り立ちます。(
は自然数)
「有理式と階乗計算システム」で以下の計算をします。 を
と書いて
を演算子のように使えるとします。
と変形できるとします。
(9)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
「有理式と階乗計算システム」で以下の計算をします。 を
と書いて
を演算子のように使えるとします。
と変形できるとします。
を示します。
(10)
が成り立ちます。(
は自然数、
)
「帰納法システム」では
の場合の命題が成り立つ。
の場合の命題が成り立つならば
の場合の命題が成り立つ。
ならば
の場合の命題が成り立つ。
という変形ができるものとします。これは任意の自然数 に対して命題が成り立つことを表します。
(4)、(5)、(8)、(9)から
が成り立ちます。
が成り立つならば、
が成り立ちます。
「帰納法システム」により
が成り立ちます。
よって任意の自然数 に対して
が成り立ちます。





